(◞‸◟)

主に深夜や早朝のテンションのままに更新します

2015/12/23

 相変わらずkindleで本ばかり読んでいる。今まであまり積極的に読書をする習慣は無かったのだが今回をきっかけに紙での読書もするようになった。その中で思ったのだけど、kindleと紙の本の違いは、まあデータと紙という違いだけでなくて、表示も少し違うんじゃないかとコミックを読んでいる時に気付いた。現在、iPad mini2にkindleのアプリをインストールして読んでいるわけだけど、横表示にすると2ページ分のデータが表示される。つまりコミックだと見開きで2ページ表示されている状態になる。この2ページはiPad mini2上だと平面なわけだけど実際のコミック、一部の同人誌とかは別として商業コミックはたいてい背表紙があってページが綴じられて製本されているので見開きの状態でも完全な平面ではないんだけど例えば漫画家が筆を入れている時にそこまで考察されているのか?と。見開きで敵を殴っている描写が出ている時にその腕の長さは紙で製本されている場合を想定して描かれているのかと時々疑問になる。井上雅彦の著作が電子書籍化されていないのは本人の意向ということらしいが、そこの所も込みなんだろうか。あと同じkindle版のコミックでも見開いた状態が微妙に作品によって違う。「アオイホノオ」は見開きの状態にした時のページの継ぎ目がほぼなくて見開きでも1枚の絵のような感覚になる。「ジョジョの奇妙な冒険」は見開きにした時に数ミリの白い帯が表示されている。「レッド」はページの継ぎ目が微妙にズレている。などなど……

最近紙で買った本。と言うかビジュアルムック。大変すばらしい本なわけだけど、だいたいアイドルの写真集には「余白」が意図的に付けられている。その「余白」が絶妙だった。上の見開きにもつながる話なんだけど、きちんと紙で見ることを前提に作られている感じがする。ところでkindleでアイドルの写真集を買うとどうなるんだろう?と思って週刊プレイボーイが発行している写真集のkindle版を買ってみた。結論から言うと、紙とは別の楽しみ方だなーと。「余白」の部分がないので写真集を読んでる感じがしない。逆に言うと、紙の写真集は製本まで含んだ「作品」としての存在がデカ過ぎて気軽に読めない。そういう所ではkindle版は本と言うよりお金を払ってカメラロールに仮初の思い出写真を増やした感覚であり、Ratinaディスプレイで映し出される笑顔も思ったより悪くないなと。結果どちらもオススメです!